子どもが寝た後で

子育てして、仕事しながら、生き方を模索中。

「わたしを幸せにする41のルール」に救われた

ふだんなら手にしない本だけど、昨日の私はよっぽど追い詰められていたんだと思う。書店のランキングコーナーに並んでいた。手にした理由は、それだけじゃなかった。先が見えず、どうしようもない気持ちになっていて、どこかに救いがないかとわらをもすがる思いだった。ダメなら読むのをやめればいいと思ってレジに並んだ。
一気に読んだ。
何度も救われた。


彼女も「好きなことを仕事にしたい」を貫いた人だ。
メッセージとしてはホリエモンと同じかもしれない。
でも違う。
何より私を救ってくれたのは、彼女自身が、あれこれと手を出してはぶつかったり、軌道修正したりしていたこと。宅建や簿記まで勉強しようとしてたとは。そして、「これは自分には違う」と思ったこともあったと。
シングルマザーで経済的に安定しないなか、親から援助をうけている後ろめたさもある。それでも寄り道をしながら自分のやりたいことを探して進むのは、どれほど大変だっただろう。想像もつかない。振り返れば、すべてが糧になるのだろうし、本にも書けるのだろうけれど、先が見えない時はとにかくしんどい。
そして、今の私がそうだ。
子どもが産まれて、仕事を休んで、復帰したものの、前のようには働けなくて、先が見えなくて、悶々としている。
キャリアカウンセラーに会ってみたり。
ストレングスファインダーを受けてみたり。
会計士の資格を取ろうと勉強してみたり。
ボランティアをしようとNPOに行ってみたり。
でも見つけられない。あ、ここじゃないな、ということがわかるだけ。
だから余計に焦っていた。
そういうなかで「好きなことを仕事にする」とか「好きなことに没頭しろ」といわれても、余計に気が滅入るだけだった。
そんな簡単に、好きなこと、なんて見つけられねーよって。


でも、神崎さんの本は違った。
回り道してもいいんだ、って。
あれこれ手を出してみて、これは違うな、って思うことも、無駄になっていないんだって。
考えてみれば当たり前のことなんだけど。
まずは動いてみる。それしかない。


もう一つ、印象に残ったこと。
自分の好きなことに夢中になっている人や、目指すべきものがみえていて、それに向かって努力している人は、生き生きしている、と。
納得。
今の私は、目指すべきモノがみえず、自分自身がまったく生き生きとしていない。
昨日、久しぶりに前の部署の上司にあって、鏡のようにいまの自分が見えた。前の部署にいたときは、私はもっと生き生きとしていた。もっと上を目指そう、いいものをつくりたいと思っていたし、ミーティングでの自分の発言にも自信があった。
今はそれがない。発想もわいてこない。自信を持って発言することもできない。
このまま年を取るのは嫌だ。
もう一度、動きだそう。